在留資格認定証明書の申請書、本人が書く3枚の読み方

在留資格認定証明書の申請書、本人が書く3枚の読み方

特定技能の在留資格認定証明書交付申請書は、前半の「申請人等作成用」3枚と、後半の「所属機関等作成用」4枚でできています。前半は、本人についての欄です。

申請書は、ほかの書類をそろえてから最後に書きます。この記事は、はじめて申請書を担当する人に向けたものです。書類の書き方シリーズの5回目です。

様式と記載例は、入管庁の「特定技能関係の申請・届出様式一覧」🔗 出入国在留管理庁のページにある最新版を使います。

1枚目は、旅券を見ながら書く

1枚目は、国籍・氏名・旅券・入国の予定・過去の出入国歴などです。旅券を手元に置き、つづりと数字を1つずつ写すのが基本です。

申請人等作成用1:ここに何を書くか

写真は、申請前6か月以内に正面から撮った無帽・無背景の鮮明なもので、縦4cm×横3cmです。写真の裏面に本人の氏名を書いて貼ります(提出書類一覧表 第1表、令和8年10月1日改定)。

過去の出入国歴、在留資格認定証明書の申請歴、犯罪による処分、退去強制の欄は、本人に一つずつ確かめてから「有・無」を選びます。記載例の欄外には、犯罪による処分には交通違反等による処分を含む、と注記があります。

2枚目は、技能と日本語をどう証明するか

2枚目は、雇う会社(特定技能所属機関)の名称と住所、技能水準、日本語能力、通算在留期間です。記載例は、試験で証明する場合と技能実習2号を良好に修了した場合の2通りが用意されています。

試験で証明する人は、合格した試験の名前と、受けた場所(日本国内か国外か、国名)を書きます。記載例では、技能は「製造分野特定技能1号評価試験(機械金属加工)」、日本語は「国際交流基金日本語基礎テスト」の例です。

技能実習2号を良好に修了した人は、技能と日本語の欄で「技能実習2号を良好に修了」に印を付け、修了した職種・作業を書きます。職種・作業は、技能実習法施行規則 別表第2の名前で書きます。

修了の証明は、3級の技能検定(またはこれに相当する技能実習評価試験)の実技試験の合格か、実習状況に関する書面かを選びます。記載例には、技能実習2号を修了した実習先と、今回雇う会社が同じなら、良好に修了したことの証明書類の提出を省略できると注記があります。

特定技能1号での通算在留期間の欄は、過去の在留歴も含めた年数と月数を書きます。初めての人は0年0月です。

3枚目は、費用・職歴・代理人

3枚目は、保証金や違約金の契約の有無、外国の機関に払った費用、本国での手続き、日本で定期的に負担する費用、職歴、代理人です。

外国の機関(送出機関など)に費用を払っている場合は、機関名と、日本円に換算した支払額を書きます。日本で寮費などを定期的に負担する場合は、その中身を本人が理解して合意しているかを「有・無」で答えます。ここは、別紙「賃金の支払」で示した控除と合っている必要があります。

記載例では、代理人の欄に、会社(特定技能所属機関)の職員が「本人との関係:特定技能所属機関の職員」として署名しています。申請書を書いたあとで内容が変わったときは、申請人(代理人)が直して署名します。

記入例:本人の欄を埋める前に集めるもの

欄 書く内容の例(架空) 確かめる元
1〜3 国籍・生年月日・氏名 フィリピン/1991年1月1日/KOU OTUHEI 旅券
10 旅券 番号・有効期限 旅券(期限が近ければ更新を先に)
11 入国目的 「特定技能(1号)」に印 ―
12〜16 入国の予定 入国予定日・上陸予定港・滞在予定期間・査証申請予定地 雇用条件書の入国予定日
17〜20 過去の歴 出入国歴・申請歴・処分歴・退去強制 本人への聞き取り、旧旅券
22 所属機関 株式会社 入管・所在地・電話番号 登記事項証明書
23・24 技能と日本語 試験名と受験地、または技能実習2号の良好修了 合格証明書、技能検定の合格証
26 通算在留期間 0年0月 過去の在留カード
28・30 費用 外国の機関への支払額(円換算)、日本での定期負担の合意 送出機関の費用明細、別紙「賃金の支払」
33 職歴 入社・退社の年月と勤務先 履歴書

国籍・氏名・生年月日は、入管庁の記載例と同じ架空の例です。

MOOZ事業協同組合(三重県津市)では、本人への聞き取りを、本人が理解できる言語で一度にまとめて行うことをおすすめしています。過去の出入国歴や費用の欄は、日本語だけで聞くと答えが食い違いやすいからです。

受け入れ企業がすること

本人から旅券・写真を受け取り、過去の歴や費用を本人の言語で確かめるのは会社です。当組合(MOOZ)とグループの登録支援機関 株式会社NADyは、必要書類のご案内と記入内容の確認をお手伝いします。

受け入れ前から終わるときまでの会社の義務は、特定技能で受け入れ企業がすることにまとめています。

よくある間違い

  • 氏名のつづりや順番が、旅券・雇用条件書・報酬の説明書で違う
  • 技能実習2号の良好修了なのに、試験の欄に印を付けている
  • 職種・作業の名前を、施行規則 別表第2の名前で書いていない
  • 外国の機関に払った費用を、日本円に換算していない
  • 写真の裏に氏名がない、または6か月より前の写真を使っている

出す前のチェックリスト

  • □ 旅券と1文字ずつ照らし合わせたか
  • □ 技能と日本語の証明は、本人の経歴に合う欄に印を付けたか
  • □ 過去の歴は、本人に確かめてから「有・無」を選んだか
  • □ 費用の欄が、送出機関の明細や別紙「賃金の支払」と合っているか
  • □ 写真の規格と裏面の氏名を確かめたか

後半の「所属機関等作成用」(会社が書く4枚)は、次の回です。

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書類全体の順番は、シリーズ1回目にあります。

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特定技能の受け入れで書類の準備に迷ったら、当組合にご相談ください。業種、受け入れたい人数、本人の今の状況(海外にいるか、技能実習中か)が分かれば、必要書類のご案内から始められます。特定技能の支援は、グループの登録支援機関 株式会社NADyが担当しています。

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