10月4日夜、ミャンマー人材向けに母語の医療説明会

10月4日夜、ミャンマー人材向けに母語の医療説明会

ミャンマー人の技能実習生や特定技能外国人が、病院のかかり方と健康保険の仕組みを母語で聞けるオンライン説明会が、2026年10月4日(日)19時から開かれます。出入国在留管理庁の委託事業で、申込みの締切は10月3日(土)、定員は40人です。外国人技能実習機構(OTIT)も9月29日付のお知らせでこの事業を案内しています。対象者がいる会社は、今日のうちに本人へ伝えてください。

何が開かれるのか

対話型オリエンテーションとは、出入国在留管理庁が、日本の法令・制度・生活習慣を外国人の母語で説明し、その場で質問も受ける、国別の説明会です。2026年度はベトナム、フィリピン、ネパールの回がすでに終わり、4回目がミャンマーです。運営はNPO法人のCINGA(国際活動市民中心)が受けています。

ミャンマーの回のテーマは「健康と医療制度」です。CINGAの案内ページによると、前半は病気になったときの病院のかかり方、日本の健康保険の仕組み、健康診断、メンタルヘルスのチェックツールについての説明です。後半は、日本での生活が長いミャンマー人と、医学研究者として働くミャンマー人が体験を話します。

開催は10月4日(日)19時から21時まで、Zoomを使ったオンラインです。申込みは案内ページにあるフォームから行い、締切は10月3日(土)です。当初の締切から延長されたと記載があります。参加費については案内ページに記載がありません。

この記事のポイント

技能実習生も特定技能も参加できる?

案内上の対象は「日本に暮らすミャンマー人、日本での日常生活や支援サービスについて詳しく知りたい方」です。在留資格を限定する記載はありません。技能実習でも特定技能でも、食品工場でも介護施設でも旅館でも、申し込めます。

ただし定員は40人です。5名、10名とまとめて受け入れている会社が全員分を申し込むと、それだけで枠の大きな部分を使います。申込みは一人ずつが前提のようなので、寮で1台の画面を囲んで複数名で見たい場合は、申込みの前に事務局(案内ページに問い合わせ先があります)へ確認するのが確実です。

MOOZ事業協同組合

「大丈夫です」の先を、母語で聞ける場

健康の話は、日本語がある程度できる人でも伝えにくい分野です。「お腹が痛い」は言えても、いつから、どのあたりが、どのくらい、までは出てきません。受診が遅れる理由の多くは、費用の心配と、何科に行けばよいか分からないことです。

当組合では配属後に、送り出し機関の先生にも入ってもらい、監理団体・日本語学校・送り出しの3者でオンライン面談をすることがあります。そこで「日本に慣れた」「日本人ともうまくいっている」と答える人がいる一方で、反応の薄い人もいます。体調なのか、気持ちの落ち込みなのか、日本語のやり取りだけでは見分けきれません。

今回の説明会がメンタルヘルスのチェックツールまで扱うのは、そのためだと受け取っています。自分の状態を母語で確かめる方法を本人が知っていれば、会社や監理団体に相談が届くのが早くなります。

MOOZ事業協同組合(三重県津市)では、こうした母語の説明会は、会社が申込みを手伝ってでも参加させる価値があると考えています。巡回や面談で私たちが伝えられることには限りがあり、同じ国の先輩から聞く話のほうが残るからです。

会社が今日やること

1つ目は、本人に知らせることです。案内ページはミャンマー語でも書かれているので、URLを本人のスマートフォンに送れば内容は伝わります。出入国在留管理庁の案内は https://www.moj.go.jp/isa/support/coexistence/06_00005.html 、申込みの窓口は https://www.cinga.or.jp/now/9156/ です。

2つ目は、寮の通信環境です。2時間のZoomは、スマートフォンの通信量をかなり使います。寮にWi-Fiがあるか、複数名が同時につないでも途切れないかを、今日のうちに確かめてください。

3つ目は、シフトです。日曜の19時から21時は、食品工場の夜勤、宿泊業の夕食時間帯、介護の遅番と重なります。参加を希望する人がいれば、その日だけ勤務を入れ替えられるかを見てください。会社が参加を命じる形にすると労働時間の扱いが問題になり得るので、あくまで本人の希望で参加する場として案内するのがよいと考えます。

説明会に出られなかった人のために、会社側で用意できるものもあります。健康保険証またはマイナ保険証の使い方、寮から近い内科と歯科、夜間・休日の連絡先を1枚にまとめて寮に貼っておくことです。雇入れ時と年1回の健康診断は、労働安全衛生法にもとづく会社の義務で、外国人材も同じ扱いです。結果を本人が読めているかまで見ている会社は多くありません。

これから受け入れる会社は、体調不良のときの段取りを先に決める

受け入れを検討している経営者の方から、「病気やけがのとき、誰が病院に連れていくのか」と聞かれることがあります。

技能実習では、監理団体が実習生からの相談に母語で応じる体制を持つことになっています。特定技能1号では、医療機関の利用方法を含む生活オリエンテーションが支援の内容に入っていて、当グループでは登録支援機関の株式会社NADyが担当します。ただ、平日の昼に熱を出した人を車に乗せるのは、多くの場合、現場の担当者です。

人数が増えるほど、この段取りは仕組みにしておく必要があります。誰が付き添うか、夜間はどこに連絡するか、通訳はどう手配するか。受け入れ前の打ち合わせで、当組合はこの3点を会社ごとに決めています。

三重県・東海地方でミャンマー人材の受け入れを検討していて、健康管理や寮での生活面をどこまで会社が担うのかを知りたい場合は、業種・受け入れたい人数・寮の有無の3点を添えて、MOOZ事業協同組合(三重県津市)へご相談ください。受け入れは2名から対応しています。
https://mooz-gr.jp