ミャンマー国籍の在留者21万人に、半年で2万9千人増

ミャンマー国籍の在留者21万人に、半年で2万9千人増

出入国在留管理庁が2026年10月16日に公表した統計で、ミャンマー国籍の在留者は2026年6月末に21万1,602人でした。前年末から半年で2万9,035人増え、国籍別ではブラジルを抜いて7位になりました。

この話は、ミャンマー人材の受け入れを考えている工場・介護施設・宿泊施設に関係します。候補者が増えた一方で、同じ人材を探す会社も増えています。採用を決める前に、送り出し機関の教育の中身と、入国までの日程を先に確かめておくと、判断を誤りにくくなります。

半年で何人増えたのか

出入国在留管理庁の「令和8年6月末における在留外国人数について」(2026年10月16日公表)によると、在留外国人は全体で428万1,026人です。前年末より3.8%増え、過去最多になりました。

国籍・地域別の上位10か国・地域のうち、ミャンマーより増えた人数が多かったのは、インドネシア(4万1,387人増)とネパール(3万3,858人増)だけです。

増えた割合では、ミャンマーが上位10か国・地域の中で最も高くなっています。 公表された人数と増加数から当組合で前年末の人数を計算すると約18万2,567人で、半年の増加率は約15.9%です(当組合の計算による参考値です)。

前年末の時点では、ミャンマーは8位のブラジル(同じ計算で約21万14人)を約2万7千人下回っていました。6月末はミャンマーが21万1,602人、ブラジルが20万9,550人で、順位が入れ替わっています。

出典:🔗 出入国在留管理庁のページ(公表資料のPDF:📄 出入国在留管理庁の資料(PDF))

この記事のポイント

増えたのは技能実習生か、特定技能か

発表のページには、国籍ごとの在留資格の内訳は書かれていません。 このため、ミャンマーで増えた2万9,035人のうち何人が技能実習で、何人が特定技能かは、ここからは言えません。

全体の数字で見ると、技能実習は45万7,509人で、前年末から891人の増加にとどまりました。特定技能は44万4,256人で、5万3,960人増えています。働く外国人の増加は、いまは特定技能が中心です。

ミャンマーの増加も同じ傾向なのかは、内訳の資料で確かめてから書きます。推測では書きません。

同じ日に出た不法残留の数字

同じ10月16日に、「本邦における不法残留者数について(令和8年7月1日現在)」も公表されました。

総数は6万5,229人で、1月1日の時点より3,259人(4.8%)減っています。在留資格別では、技能実習だった人が7,928人で、半年で1,395人減りました。

国籍・地域別の上位10か国・地域に、ミャンマーは入っていません(10位は938人です)。

ただし、これは人数の統計です。ミャンマーの人なら辞めない、いなくならない、という意味ではありません。失踪を防げるかどうかは、職場の環境、給与の説明、入国前の教育、配属後の巡回で決まる部分が大きいと、当組合は考えています。

出典:🔗 出入国在留管理庁のページ

MOOZ事業協同組合

採る側にとって何が変わるのか

在留者の数が増えても、御社への配属が早まるわけではありません。 技能実習で受け入れるなら、面接、計画の認定、在留資格の手続き、入国後の講習という順番は、これまでと同じです。

変わったのは、ミャンマーの人材を探す会社が増えたことです。ミャンマーの人材を長く受け入れている会社の発信に、それがよく表れていました。

奈良県の製造業の会社(2026年9月の自社の発信より要約)。11年前にミャンマーの技能実習生の1期生を受け入れ、いまは26名。2027年2月に10期生が来る予定。経営者仲間・取引先・銀行から「毎年必要な人数を確保できるのか」と聞かれることが増えた。今のところ希望した人数が来ているが、入国までに時間がかかることはある。

この会社は1期生のときから、実習生の様子をFacebookに載せ続けています。ミャンマーの面接では「Facebookを見た」と答える人がほとんどだそうです。

人数がそろうかどうかは、送り出し側の事情だけでなく、受け入れる会社がどう見られているかにも左右されます。

もう1つ、育成就労への切り替えも日程に関わります。現時点の情報では、ミャンマーとの育成就労の協力覚書はまだ結ばれていません(2026年10月14日時点で5か国)。「技能実習で今入れるか、2027年4月の育成就労を待つか」は、いま当組合に最も多い相談です。

面接の前に、何を確かめればよいか

MOOZ事業協同組合(三重県津市)では、面接の前に送り出し機関の日本語の成績表を見て、候補者を選ぶことをおすすめしています。

提携先の日本語学校では、月ごとに成績表が出ます。日本語の力だけでなく、生活態度も評価されています。会話は第1課、文法は第9課というように、一人ずつ進み方が違うことも、配属前から分かります。

面接の前に確かめておきたいのは、次の3つです。

  • 候補者の日本語の進み方が、月ごとの記録で見られるか
  • 配属したい月から逆算して、いつ面接をすれば間に合うか
  • 何人を同じ時期に迎えるか。寮の部屋数と、シフトの組み方が決まっているか

多人数を受け入れる工場や介護施設、宿泊施設では、3つ目で日程がずれることが少なくありません。5名、10名とまとめて迎える場合は、面接日を1回にそろえ、入国と講習の時期を同じにすると、寮の準備と現場の指導が1回で済みます。

当組合は2名から受け入れの相談を受けています。女性の実習生が中心です。男性はミャンマー側の事情により35歳以上となります。

次に確かめる1点

まず、配属したい月を1つ決めてください。そこから面接の時期が決まります。

相談のときは、業種、受け入れたい人数、配属したい時期、寮を用意できるかを教えてください。当組合からは、面接から配属までの日程の目安と、費用の内訳をお伝えします。

窓口は30分無料オンライン相談です。三重県・東海地方を中心に受けています。

MOOZ公式サイト

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