三重の有効求人倍率1.20倍、外国人材をいつ決めるか

三重の有効求人倍率1.20倍、外国人材をいつ決めるか

三重の8月は求人1.20倍、約5,000人分が埋まっていません

三重県の8月の有効求人倍率は1.20倍でした。三重労働局が2026年10月2日に発表した数字です。求人を出しても応募が来ない食品工場・介護施設・宿泊業の会社に関係します。

有効求人倍率とは、ハローワークで仕事を探している人1人に対して、求人が何件あるかを示す数字です。1.20倍なら、100人に対して求人が120件あります。

伊勢新聞の10月3日の報道によると、県内の有効求人数は3万35人、有効求職者数は2万4,971人でした。差は約5,000人です。

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全国の数字は、厚生労働省が同じ10月2日に公表しています。有効求人倍率は1.18倍、正社員に限ると1.00倍でした。三重は4か月続けて全国を上回っています。

🔗 厚生労働省のページ

この記事のポイント

前の月と何が変わったのか

倍率そのものは、前月から0.01ポイント上がっただけです。変わったのは中身で、求人が求職者より速く増えました。

求人は前月より2.3%増え、求職者は0.9%の増加にとどまっています。新規求人倍率は2.11倍で、0.08ポイント上がりました。新しく出た求人に限れば、1人に2件以上ある計算です。

もう1つ、辞め方の内訳が動いています。会社の都合で離職した人は506人で、3か月続けて減りました。自分の都合で離職した人は2,127人で、3か月続けて増えています。

三重労働局は「有効求人倍率はほぼ横ばい」と説明しています。急に悪くなったわけではありません。足りない状態が続いている、という読み方が実態に近いと私たちは見ています。

影響を受けるのは、どの業種の会社か

県内で新規求人が前年より増えたのは、医療・福祉など9業種です。宿泊・飲食サービス業は横ばい、運輸・郵便業など8業種は減りました。

全国では、製造業の新規求人が前年同月より3.9%増えています。宿泊業・飲食サービス業は11.1%減りました。

宿泊・飲食の求人が減った理由は、この統計からは読めません。人が足りたのか、募集をあきらめたのかは、数字だけでは分からないからです。

介護と製造は、求人が増えている側です。同じ地域で、同じ人を取り合う会社が増えています。時給を上げても応募が来ない、という話を聞く場面が増えました。

MOOZ事業協同組合

外国人材は「来月から」には間に合いません

外国人材の受け入れは、申し込んだ翌月に配属とはなりません。面接、書類の審査、入国後の講習を順に通るためです。

制度の切り替わりも重なります。現時点の情報では、技能実習に代わる育成就労は2027年4月1日に始まる予定です。詳細は今後の政省令で変わる可能性があります。

当組合にいま一番多い相談は、「技能実習で今入れるか、2027年4月の育成就労を待つか」です。求人倍率の話は、その相談の手前にあります。

待つあいだも、現場の欠員は残業と既存の社員で埋めることになります。自己都合の離職が増えている局面では、その負担が次の離職につながりかねません。

今やることは、求人を待つ期限を決めることです

MOOZ事業協同組合(三重県津市)では、「求人を出して待つ期限」を先に決めることをおすすめしています。期限が無いと、判断が半年、1年と後ろにずれるからです。

期限を決める材料は、自社の数字です。次の3つを紙に書き出してください。

  • この半年に出した求人の件数と、応募・採用の人数
  • 欠員を埋めている残業時間(部署ごと)
  • 1年後に必要な人数(ラインやシフトの単位で)

多人数で受け入れる会社は、寮の部屋数とシフトの組み方も同時に見ます。5名、10名をまとめて迎えるなら、手続きより先に住まいが決まっている必要があります。

受け入れは2名からできます。費用については「内訳を実額で知りたい」という声が最も多く、ご相談の場では初期費用と毎月の監理費を金額でお見せしています。

外国人材が合わない会社もあります。繁忙期の数か月だけ人を増やしたい、という使い方はできません。その場合は、はっきりそうお伝えします。

ご相談の前に、1つだけ確かめてください

まず確かめるのは、この半年の応募が何件あったかです。ゼロに近ければ、待つ期限はもう過ぎていると考えてよい状況です。

ご連絡の際は、業種、足りない人数、迎えたい時期、寮の有無をお知らせください。技能実習で今受け入れる場合と、育成就労を待つ場合の両方を並べてご説明します。

MOOZ事業協同組合(三重県津市)
MOOZ公式サイト

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